遺書にはならない足跡 2/セグメント
ストレスは取るに足らないこと、と烙印を押されたようで、この医者にはもう何を話したらいいか分からない、という状態になった。信頼など皆無である。
結局、一年程、通院したが、薬や問診による改善は見られなかった。その後、病院自体が転居することになり、それを機に、私は通院をやめてしまった。そこから数年後、今の病院に通い始めたわけだが、そこも何故か数回、行っただけで一度、通院をやめている。単に面倒になったのかもしれないし、状態が良くなったと自己判断をしてしまったのかもしれないし、逆に、一向に改善されないから諦めたのかもしれない。この辺りは良く覚えていない。
その一年後に、私は初診扱いで同じ病院に行った
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