明日もないし帰る場所もない/ホロウ・シカエルボク
 
端から
そこには喜怒哀楽というような感情は当てはまらなかった、そこにあるのはたぶんその後の言葉なのだろうから…だから俺はそんな感情のことを想像してみた、わずかなアルコールはとうに消え、頭痛もいつしかおさまっていた
俺は様々な言葉をそこに当てはめてみた、一番しっくりきたのはこんな言葉で…「なあ、死んじまうんなら首だけになるのが一番いいぜ。なにかとふっ切るのにこれほどいいものはない。」俺は何度かリプレイをクリックしながら映画みたいに上手くアフレコをした、なにかとふっ切るのにこれほどいいものはない、なにかとふっ切るのにこれほどいいものは…
それは何故か多分ほんとなのだろうという気がすごくした、そこ
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