オマージュにオマージュ/佐々宝砂
 
いるもんだ、なんてありきたり感想は不要だな、とにかくこの短い批評は、「風のオマージュ」の中でも秀逸。

「風のオマージュ3」は意外にも佐藤惣之助。って、意外に思ったのは私だけかしら。佐藤惣之助。現代では、あんまり人気のある詩人じゃないと思う。私はきらいじゃない。なんてーのか、佐藤惣之助の詩は、根本的に明るく希望に満ちてる、ユートピア指向なところがあるのね、それが過ぎて嘘くさくなるときもあるけど、でも、やっぱりみつべえさんのいう通りだわよ、「詩は愛と希望のためにある」! こういう詩を読むと明日も働こうという気になるぜ! というわけで、私はみつべえさんの意見に深く深くうなずくんである。

でも
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