オマージュにオマージュ/佐々宝砂
でもって4。北園克衛。このひとの詩は好き、大好き、もうほんとにミーハーにすき、ということはさておき、このひとの詩に関するみつべえさんの批評は、これじゃ単なる紹介だぞー。もすこしおもしろいのを期待したいぞー。って、もちろん紹介だって世の中には必要なんだけどさ。しかし、北園克衛の詩を紹介するにあたって、かの「円錐詩集」も持ち出さず、あの美しい「一枚のレコオド」の海という比喩も持ち出さず、あえて「花」というひっそりした叙情詩をもってくるあたり、たいへんにみつべえさんらしくてよろしい。
てなわけで、次回「風のオマージュ5」に期待しております。個人的に、山中散生と清岡卓行をきぼー。あと新川和江と寺山修司もー。いや、そんなもんヒトに希望しないでおまえが書けって?
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