C'est .... à moi./AquArium
 
のなか歩いた日も
ひと月まえのこと
もう
薄暗い空が早くて
差し込む光も見えないまま

夜を連れてくる
息を吸う間もないくらいに
朝が迎えにくるけど
変わらない景色に
胸を撫で下ろしたり
意味もなく涙が零れたりしています

足音だけで分かる
胸がきゅうと泣くのに
気づいて欲しいことに気づいてしまって
笑いあえなくなる
もう完全に引き返せなくて

肌寒さが教える
眠れない理由や
ぎこちない距離のわけを
蝉の声が聞こえなくて
暑いですねと
間を繋ぐ術をなくしてく

程よく混み合った中央線
触れるか、触れないか
その曖昧さが
撫でる感触に記憶だけ
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