ジョーイ/ホロウ・シカエルボク
に彼女が出来たとき、ロザリーもやはり同じ感情を隠した、だけど二人とも互いの相手とはすぐに別れてしまった、妹は兄の、兄は妹の話ばかりをしたからだ…きみたちは兄妹でつきあえばいいんだ、といろいろなひとがきみたちに忠告するようになった、確かに許されることではないかもしれないけれど、きみたちを見ているとそうすることが一番自然なことのように思える、と―だからというわけではないが、きみたちはやがてその忠告通りにするようになった、もちろん両親には内緒だった
どうしてわたしたちこんなことになったのかしら?とある日お茶の時間にロザリーが言うので、きみは自分もそのことについて考えていたと言って、それからこれ
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