ジョーイ/ホロウ・シカエルボク
これはきっとあのゲームのせいだと思う、と思っていたことを口にした…ロザリーはにっこりと笑って、やっぱりそうよね、と言った
きみたちが学校を卒業して年頃になったころ、きみたちの両親は車で買物に出掛けて事故に遭い、命を落とした…いろいろなひとたちがきみたちのことを心配して、うちに来ればいいと言ってくれたけれど、きみたちは生まれた家でふたりきりで暮らしていくことに決めた、きみは少し鈍いところがあったけれど、ロザリーはとても聡明な子だったので、それならまあそれでもいいだろうというところに落ち着いた、もう子供じゃないんだし大丈夫だろう、みんなそう思ってくれた
両親を見送って数ヶ月が経った
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