叙事詩??物語・詩??/……とある蛙
する。
ここの若者たちの日が深くきらめくのを、
僕は見る。すぐそばに無花果の垣根が
赤みがかった岩の上で絶望に悶えている。
独りぼっちでタバコを吸う自由な種類の女たちもいるのだ。
日暮れに知り合って朝方には別れてしまう。
カッフェで友だちみたいに。彼女らはいつでも若い。
男のなかにすばやい目つきを願い、戯れといつでも
それきりで終わることを願う。丘にゆきさえすればよいのだ、
そして降らしさえすれば。女の子みたいにしゃがみこんでも、
情事を楽しむことはできる。男よりも手馴れて
思うままに活き活きと、裸のときでさえ、おしゃべりをする
いつもと変わらぬあの快活さで。
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