しごう硬直/狩心
 
怨霊を上げた・・・ でも煩いからすぐに下げた、体の上半身が日本刀でさらりと斬られたように
腰元から覚醒剤臭い接着剤の雪原をスライド加工しながらずれ落ちた床の無い床へ、床の内部へ。ゆか、生きているのか、変身しろ。
わたしの白いTシャツはうんこまみれだった、ついさっきまで美少年美少女だったゆかは音も出ない 「 ゆかさん 」 になっていた
とても遠くに名付けられてしまったプライドの形、
生の途絶えた遺伝宣言、 
周囲を囲む人とは呼べない空気の獣の残像と影、残像と影のざわめきと色めき、伝わっている?
あなたの殺人鬼の目の純粋な海の焼野原、あなたは何も殺す事が出来ないただ、
足の
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