目の前で起こる亡霊のダンシングはみんな過去のこと(月曜の深夜二時からの詩)/ホロウ・シカエルボク
のだ、彼らは悲鳴を上げない、ただ苦しげな顔でのたうち回っている、きっと声を出しかたを忘れちまったのさ、ぶちまけられたスープに彼らの体液が混ざりはじめる、それは異様な臭いと蒸気を部屋に充満させる、肉体もないくせに体液なんてな…!おれの視界は観念的にショッキングなグリーンで覆われる、風に煽られる潰れたカフェのテントみたいに亡霊たちの身体が床を叩く、カミン・ダウン・アゲイン、俺は歌いだす、クソみたいなグリーンを見ながら、のたうち回る亡霊を見ながら…ここ数日の不規則に侵食された細胞があちこちで痙攣する、まぶたが、頬が、二の腕の一部が、ハイ・スピードで開く花のムービーと同じ速度で何かを訴えている、シラネエヨ
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