目の前で起こる亡霊のダンシングはみんな過去のこと(月曜の深夜二時からの詩)/ホロウ・シカエルボク
り頑丈な肩と腕をしてるぜ、ある程度まではそうして築き上げることが出来るんだ、だらしなく弛み始めるトシになってもさ、あの、そう、あのバンドの、魚のような身体をしたフロントマンを例に上げるまでもなくな…なんだか今夜は無数の霊が蠢いているのを感じるぜ、そいつらはどうしようもなく寂しいポエジーを連れてくるから、おれは山羊の頭のスープをそいつらに向けてぶちまける、バシャー、ああ、煮えたぎった熱さにやつらのたうち回っていやがる、ダンシン・ダンシン…あれはそういうことだったのかい、おれはやつらがピクリとも動かなくなるまで坐って見ている、どうせ夜明けまでにはとてつもない時間がある、時間潰しは酔狂な方が間が持つのだ
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