目の前で起こる亡霊のダンシングはみんな過去のこと(月曜の深夜二時からの詩)/ホロウ・シカエルボク
 
困ったりしちゃいないぜ、きちんと眠ったってこんな季節じゃ日中は脳を揺さぶられるみたいな目眩につきまとわれるのさ、きちんと眠ることが出来たってな、たいして気持ちのいい一日なんか送れるわけじゃないのさ、だから、眠れないことについてはそれはそれでかまわないんだ、かまいやしない、暇つぶしに詩のひとつでも書けば、時には気に入ってくれるもの好きにだって出会える、まとわりつくシャツを脱いで肌身を晒す、まだそこそこ厳しさを残してはいるが、少し怠けりゃすぐに弛んじまう、生きてるだけで鋼のような時を過ごしていられた、そんな時代はもうはるか昔だ、無意識でいられるうちはどんなことにも気付けやしない、現に俺はそのころより頑
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