永遠の少女/雅寛
 

―目を閉じれば何時でも君が居る……。
―そう、僕の記憶の中で、
―君は永遠に少女のままさ。

可愛い可愛い君の笑顔。
冷たい躰を抱き締める、何度も……。
可愛い可愛い君の寝顔。
君は僕だけの永遠の少女。

可愛い可愛い君の笑顔。
手を取り合って踊ろう……。
可愛い可愛い君の寝顔。
君は何時までも永遠の少女。

今日も変わらずに君は微笑いながら眠っていて、
今日も変わらずに日は昇ってまた落ちていくんだろう。
君が眠ってる間にすっかり世の中は物騒に成っちゃったよ。
そうそう、君と過ごしたあの場所には君みたいな向日葵が咲いていて、
今年も夏が来たんだって感じるんだ
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