永遠の少女/
雅寛
んだ。最近。
もう、僕も少年じゃなくなるんだね……。
あの頃の皆が皆大人に成っていっちゃって、僕も……。
何だか……。
何だか少し、寂しく成ったから君の躰に抱きついてみるよ。
君が……。
君が……。
もう二度と目覚めないんだね。
あの坂道の空に消えた永遠の少女。
あの頃の夢と消えた永遠の少女。
あの坂道越えて、思い出に縋りつく僕を、
「あの頃」に咲いた、向日葵が微笑っていた。
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