永遠の少女/雅寛
 


「もう少し、あとちょっとで終わるからね。
それまで僕が子守歌を歌ってあげよう。君が良く眠れる様に。
そう、白痴の歌さ。」

口吻、目を閉じて……。
乱れた髪を優しく撫でよう。
愛しい君を網膜に焼き付けて、
君への最後の「お休み。」
君は永遠に覚めない眠りに……。

可愛い可愛い君の笑顔。
少女の君を愛し続けよう。
可愛い可愛い君の寝顔。
君は僕だけの永遠の少女。

華に囲まれた君はとても綺麗な笑顔で、
紅いドレス綺麗だね……。
時の流れに流される事は無く、
君は永遠に少女のままさ。
そう、汚れ無き純白のままで……。

可愛い可愛い君の笑顔。
冷め
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