すべては砂のようにそこら中にあって/ホロウ・シカエルボク
 
におれの言葉はあるから…ひととしてのあれこれをいくつも越えたところに。




午後、ひどい頭痛がしたのでネックブリッジをして少しの間頭を転がした、少しマシになったよ、そしていまじゃその痕跡すらない。自分でどうにか出来たときっていうのはいつでもいい気分さ、おれはいつだっていい気分になりたくて生きているんだ。それにしても蒸し暑いな、今夜は薄っぺらいシーツでも不快に感じるかもしれない。いろいろと、このところいろいろと辻褄の合わない夢を見る。目覚めたときには違和感だけが花の棘のように脳裏に刺さってるみたいな、そんな夢。おれはなんだかおかしな世界に放り込まれて、グチャグチャなのさ…グチャグチャ
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