ミッドナイト・プラス……?/ホロウ・シカエルボク
書いたものを読んでもらえたら判ると思うんだけど、こうして同じスタイルで書き流していても昔のものとはちょっと違うところがあるんだ、こことかここがそうだなんて特別解説はしないけれどもね―なんだか俺が文中に記号を混ぜるたびに風が吹いてるような気がするな―あの風はもしかしたら昔気質な詩人の魂が固まって出来たものかもしれないぜ…ハッハ!だったらやつらにゃ俺をどうすることも出来やしないやな、ハッハ!ほら、いまちょうど強く吹いてきた…嘘だと思うだろうが本当なんだ、あいつはすごく洒落の判るやつか判らないやつかのどちらかに違いないぜ、ベイビー、ベイビー、風が吹いてるよ、今夜の眠りはどこに落ちてるんだ、ベイビー、俺に
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