ミッドナイト・プラス……?/ホロウ・シカエルボク
 
ちばん速くて、音がその次なんだっけ?温度っていうのは何番目くらいに伝わってくるんだろうな―真夜中にこんなことを考えていると、壁の中に居るような気がしてくる、壁の中、判るだろう―判らないやつの方が本当は少ないんじゃないのか?俺はそう信じたいね、でなければこんな時間にこんなものを書いてる俺になんてほんと、取るに足らないような意味しかないんだってことになっちまう…まあ別に本当にそうだとしても別に俺は困りはしないけれどね―終わりまで生きることにそういうことってあんまり関係はないから…昔だったら執拗にこだわってこれよりももっともって回った言い回しでオブジェみたいな文章を書いたかもしれないけれどね…俺が昔書い
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