1/2 A Loaf/ホロウ・シカエルボク
 

それじゃ言えないことを、追いかけるためにあるんだぜ、すべてを話そうとしたら、きっと、ダメなんだ
伝えようとする、やつら、みんな
素人さ
とつぜん、ほのおの如く、見えない河原で魚が跳ねる、水切りの石みたいにみじかく二度
現実におこったのにまぼろしのようだ、それはハローという詩のようなものさ、それはハローという詩のようなものなんだ
フルボリュームで流れるエクリプスがとても近づいて遠ざかる、ごらん、あれは変換されたデジタル信号に過ぎない、なのに
くらがりの河原を跳ねる魚よりずっとリアルに息づいていないか?そうさ、騙されてんのさ、そうに違いないさ、だけど
求めるか求めない
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