玉川温泉♨/梅昆布茶
 
でも偉大なこと


ここではね光が見えるんだよ

地球を照らしているひかりがね


誰もいない駐車場で外国種らしい毛足の長い猫がなく

彼女は本来猫なので逢いに来たのかもしれないな

猫族ネコ科の詩人だぜいい娘だよ


売店もバーベキューハウスも閉じているし

そこには僕たちと空だけがあった
そこには何もなかったのかもしれない
詩人はたぶんその対比だけで生きているのかもしれないのだね


暖かい季節しか主の来ない天体観測所郡は冬の星を捉えているようだ


山を降りる

暖かい温泉目指してね

彼女からもらった暖かさは温泉でしか返せないのかも
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