玉川温泉♨/梅昆布茶
かもしれない
道に迷いながらも昔の記憶をたどって玉川温泉にたどり着く
なんかリニユーアルされているが優しく素朴な美人の湯
彼女がいきなり美人になるとは思えないけどまあそれなりにね
湯上りでレトロな朝日ビールのポスターの貼られた休憩所で彼女を待つ
少しは美人になったのだろうかねえ
結果は別として大丈夫そこそこいい女だよね
あとは飲むだけだね
大阪でKDDIの中継設備がダウンしてメールが届かない
そんな世間とは関係なく僕はホームに帰る
東松山インターをぬければもうすぐそこに髭のマスターのPAZU
飲みすぎていつも迷惑かけっぱなしのブルースバンドのギタリスト
カウンターに彼女と座ってもつ煮と焼き鳥とコロナビールに日本酒
ことばを離れてでも離れられなくて詩人の彼女と僕はここに居る
あたたかくて無言のものに見守られながらね
そういった時間もたまにはいいものだね
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