最近読んだ本いろいろ/ふるる
って、読むのに疲れます。
詩の言葉の意味を、区切って解釈していくのを読むのって苦手。
もちろんその後、全体としての解釈もあるんだけど。 そうしないとほんとにちんぷんかんぷんの詩が多いというのも分かるんだけども。
地質学の専門書の一節からほとんどの語句がそのまま引用されている詩や、ほとんどすべての単語がショーレムというユダヤ神秘教研究者の著書から引用されているモザイク詩もあって、カフカやフロイトの著書や研究書からの引用もあり、それらを知らないとツェランの詩を読み解くことはできないんだなと分かりました。
ツェラン自身も読者にユダヤの文学や宗教の知識を要求していたというし。
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