ゼブラの思い出/salco
 
という駅があって
 またバアさんの液がひどく多い」
「困った事にはバアさんのアソコというのがユルいので…」
「黙りなさい」
「うるさい!」
「やらせなさい」
「いいからやらせなさい」
「けしからん!」
「無礼者、下がれ!」
「わしの言う事がワ、カ、ラ、ンのか!」
「うちのバアさんが大体…」

こうなると相応に
徳利の中身を調整してあげる
水正宗は肝臓にも胆嚢にも良い
どうせ味覚は断線している
もちろん伝票にカウントする
五本、六本、七本
やがて虎にも麻酔作用が効いて来る
もはや言語中枢も痺れて乱れようがない
高村光雲の「老猿」モーロー篇
それでも潮時はわか
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