はみだしっ子たちの朗読会〜意識の表層〜詩人の仕事/馬野ミキ
 

その人が誰にも見られていない時に何をしていきているか
その人はこういう境遇にあるがこれからどうしようとしているのか
というつまりその人の「人間」そのものが
やっぱり別に詩の朗読会でなくても
日常生活でも
人間は他の人間のそこにトータルな存在の魅力を感じるわけであって
(ちなみに本来、魅力的でない人間というのは一人もいないとぼくは思っている
この根底には己に対する蔑みといじけ、孤独への恐れがある)
僕は知らないですが数年前にポエトリーリーディングブームのようなものがあったらしく
ちょいちょいメディアなどに取り上げられたりしたらしいのですが
(ぼくはこの『ポエトリーリーディング』
[次のページ]
戻る   Point(3)