歌謡曲日和 -あさき 赤い鈴-/只野亜峰
レーズは雨情作品の中でもあまりにも有名なあの歌を思い浮かべさせますし、『この子の七つのお祝いに』は『七つの子』が思い浮かんだりは……あんまりしないですが、『赤い鈴』というタイトルで思い浮かぶ雨情の作品と言えばやはり『赤い靴』だったりするわけです。異人さんに連れられて行ってしまった少女の事を歌った童謡ですね。考えてみれば赤い鈴のビデオクリップで主人公であるスネオヘアーな少年の手を引いているジェントルマンの図はどことなく異人さんに連れて行かれてしまった少女を連想させます。
{引用=
赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
横
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)