ランチタイム/オノ
 
ったし、罪の
ような連帯感を感じることもあった。
二人は、他のどこにもないような独自の関係で、独自の運命や
思索を積み上げていくことになった。

それから、ジェシカが応援するなかで最も盛り上がるフットボールの
試合にローラたちの学校が勝ったあと、決勝のゴールを決めた
ネルソンがローラに告白した。
ネルソンはフットボールクラブのホープで、背が高くて顔が
小さくて優しくておまけにユーモアがあって友達が多くて、
なによりジェシカがずっと前から好きな男の子だった。
ローラはそれを知っていたけど、ほかに断る理由もなかったし
ネルソンのことは好きだったのでOKした。
ネルソンがジェシ
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