ランチタイム/オノ
 

それから二人とローラは関わらなくなり、ローラはやがて
ランチもジェシカたちの大きなグループと食べるようになった。
ケイティとクリスティにとっては、どんどん上層に登りつめ
ていっていまやジェシカと同じようなきらきらした何かを
ふりまいているローラはもはや天上人のような存在だった。
二人は誰もいないところでもローラの話をすることを避ける
ようになったし、以前のようにジェシカや他のきらきらした
女の子たちや、その行動の程度の低さについて話題にする
ことはほとんどなくなった。
ローラと関わらなくなったケイティとクリスティは、ある意味で
ローラと二人のように断絶されたような心持もあった
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