we're drunk 'til the morning/ehanov
まっている)がうずくまり、民家の軒下で、ゆるやかに古く歪んだ童謡が流れだす。トランジスタ、針、春はいまだ遠い。次第に空は、青いカーディガンの裾を撫ぜながら、年増の妹の嘔吐する口を塞ぎこむ。
誰か笛を吹かなかったか。蛇口を捻ると水が鉄とともに窓に三日月を描き出した。硝子が鈍く震えているのは庭の欅が自らの葉を揺らすからだと、語った娼婦は道を這いながら呟く。住宅街の路地裏の(産業廃棄物)。浮ついた声が入り込む泥と血と(枯れているがまだ息はある)の道。言葉が留まらない娼婦に、(聞き取られる前に足元に落ちる言葉)を浴びせるまだ(未然)の少年の背中越しに、視線を被せる落ち葉をまとった(ドリフターあ
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