we're drunk 'til the morning/ehanov
ーあるいは影の歪んだ存在者)に、隙間の無い終電は到着し、青銅はふと、光らない先端を振り乱し、月が笑うとき電柱に散らばりだした学童のカンテラに罅をつける。
我々は外のことは何もしらない。ウォータークーラーの水が三秒だけ湧き出る。もうすでに死んだ病院の診察台へ駆け上がるための手続きを終えた後に、椅子を取り外された待合室に我々は静かに佇んでいる。枯れた土の地下深くからいつともしれず訪れる、変容する凍結した地軸としての、聞き逃させるための微小な呼び声に耳をそばだてながら、歓待する、消えかかった煙草に再び火を灯し、訪れない終息を、うごめかす気配でもてあそびながら、我々は朝まで押し黙る。
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