お片づけ/千波 一也
に
※
青さは
ちっとも
変わってなくて
敢えて言うなら
変わってしまったのは
ぼくのほう
とても難しくて
とても易しいことなんだけどさ
※
得たものよりも
のこりのほうが気になって
ぼくは
ずいぶん
待たされている
※
かなしい言葉は
いらない
それを頼らなくても
十分にかなしめるから
よろこびも
同じ
※
生まれ変われるのなら
きみはまた
きみになる
という
ぼくは
きょうの日のきみを
どこか身近な土に
埋めておこうと
思って
星の
瞬
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