遺書にはならない足跡/セグメント
 
たい映画がある。学びたいことがある。読みたい本がある。飲みたい紅茶がある。全てを知りたいと思う程の知識欲がある。友人が、いる。願望や希望や喜びがあることの、何と素晴らしく尊いことか。ここに逆接の接続詞を持って来ることは本意ではないのだが、敢えて、それでも言おう。しかしながら、私はいつまで私の薄暗い性質と付き合って行けばいいのだろうか。死ぬまでだろうか。これは治らないのだろうか。そもそも病気なのだろうか、性格なのだろうか。正常なのだろうか、異常なのだろうか。こういう人間だからこそ、このような随筆めいたものを書いているわけで、こういう人間だからこそ書ける話があるはずだが、そのようにして自分で自分を幾度
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