来歴/yamadahifumi
俺は絶命した。全くやりきれないぜ・・・そう思っていると意外なことが起こった。
夜の闇が反転して、白昼夢のような状態になった。暗いのか明るいのか分からない。気が付くと人が消えている。俺はいつの間にか、宇宙の闇のような空間に浮かんでいた。そこには人々も何もいなかった。俺もいなかった。俺は目だけになっていた。そこに向こうから「神」がやってきた。どうしてそいつが「神」と分かったのか、これを書いている今も未だに分からない。
神は俺の頭(がある思われる部分)に触れ、「よくやったぜ、お前は」と呟いた。「全部お前が仕組んだことじゃないか」と俺は文句を言ってやった。「これでも俺は精一杯手はずを組んだんだぜ。まあ
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