ピエロ・ing・ファンファーレ/茶殻
 
いる
それとは別に 自らを殺したことのないやつは信頼しないことにしている

一世紀 二世紀 と焼べて弔う推理小説
善いことをする している
無駄なことをする している
ジュテイム ジュテイム と十手を振り回し叫ぶ無神論者の行進/新しい座標軸に飛び移る鳩の消失

標榜されたラヴに生き埋めにされた浮気性の市長が祈る
ミニマムの不幸と
ミディアムの幸福
黒髪の神父にもまた鼻血を拭ったあと

彼に家族がいる
彼らに家族がいる
僕に家族がいる
家で生き埋めになって待っている している 空腹 名前さえ持たずに/それも愛なの?

「『春はすぐ腐ってしまう』 と君が言ったこと
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