ホワイトで滅菌的なBurn/ホロウ・シカエルボク
濯機でおれを真っ白にしてくれ
花火になって、花火になって、花火になって、花火になって
「生まれてきてよかった」と言えるような白がもしもそこにあれば…
コーラスのいちばん細かい隙間を縫いながら
吐き出された吐瀉物たちが時間差的に描いてゆく詩情を
人生そのものだって言って、子供みたいに、人生そのものだって
サイレントな断末魔は結構ドラマティックなものだって
レクイエムは送ることなんて考えてくれなくていいから
参列した人間がこぞって眉をひそめるようなものにして
どんなことでもいいから一個の命への完全なる冒涜をかたちにして
和音だってどんなふうにも狂うことは出来るから
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)