ナイト・リープ/nm6
 
の、かがやく絹の、すり抜けるシルクの、いつしかのあなたの、肌の、そう、照らす、冗談のように、空から、間違えたように、街路灯、夜、うつくしい虫たちのパラダイス、いいえ天井から、あなたは天井から、

ホワイト・イエローに浮かぶ、
       あなたの肌の、



ぼくは鳥のビューで見渡していた、

「いつの間にかここにいたんだ。ここにくるはずだったし、こんなに早くくるはずじゃなかった、いやうれしいけど」
「それ、うぬぼれてるだけじゃないの」

ぼくは、



いつの間にか月は食われた。ムーン・バイト。気づいたら鳥のビューで見渡していた、よほどたどり着けないと憧れた
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