綴る、ための/いっと
 
ものと見られるものが反転し、軸策を繊細に操作することが、唯一の拠り所となる。
ニューロンである。シナプスである。 
最初から分かっていた。神様なんていない。 
私は強行に侵入していく 
虚ろな関わりを、片端から壊していく 
安っぽい言葉を順番に否定していく 
私は耳を塞ぐ 
堕胎したはずが、生まれている/ 
捨ててきた言葉たち 
選ばれなかった言葉たち 
しかしいつの間にか 
私の横を歩いている 
(そちらは、楽しいですか? 
無責任な一言 
(コチラハ、タノシイデスヨ 
(ソちラ? 
(こチら? 
過去には戻れないが 
言葉は生きていた 
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