愚劣な牙のトランジスタ/ホロウ・シカエルボク
る、汚れた机を綺麗に拭くのはいったい誰の役目だい、こぼれたミルクを冥界に返すのはさ、誰も理性の正しいプロセスをきちんと踏もうとはしない、そうしないと壊れてしまう小さな世界を、確かに肌で感じたことがあるんだろう、窒素充填された果汁の飲料をシェイクして成層圏まで打ち上げたいと笑うインテリジェント気取ったメス、左側の脚のつけねでしか正しく感じることが出来ないらしいんだ、俺は舌だって使ったのだ、そのとき、確かに見ることが出来た…正しく機能しない本能が丸い小さな石のようにそこにあることを…そんなことがあると俺の夢はその先を拒否するんだ、だけどそんなことばかり気にしてはいられない、もちろん俺はきちんと進行した
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