あす君のそばへ行きたい/ホロウ・シカエルボク
どうにも
恥ずかしすぎる有様なんだよ
あす君のそばへ行きたい
きちんと生まれ変わることが出来たら
あす君のそばへ行きたい
どうして僕は
いつも失速してしまうんだろう
何度も時刻表を眺めた
そうすればこころを決められると思って
だけど大事なことはそんなところにはなくて
ぼくは無駄な汗をかいてさらに汚れてしまった
君だっていまの僕を見たらきっと笑うだろうさ
あす君のそばへ行きたい
僕は運命に振り回される哀れな道化じゃない
実質的に
僕は何にも手にしてはいない
僕は誰にも誇れない
僕が手にした誇らしいものは
たい
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