いきもの、が、騒ぐから/ホロウ・シカエルボク
 

くらく暮れてゆくことも
飛び込めば大差ない
明暗など
判りやすく設えられた経過に過ぎないのだ
止めなければどこまででも続けられる
相応しい形などどこにも存在しない
止めなければどこまでも続く
止めなければどこまでも続く
いのちが命ずるままに展開すればよい
形式的な攻勢は安住よりタチが悪い
色を塗り替えるだけの同じ絵になりたくなければ
いのちが命ずるままに展開してゆけばよい
泉門であったところが鈍い電流を放っている
それは脊髄に記録された生理の放電
緩く痺れることは熱を伴わないから
そこに強迫的な感覚が生まれることはない
誰も殺
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