マイ・レヴォルーショナル・エステティック/salco
者でもなく貧しかった頃は、「竹野さんって本当にスタイ
ルいいのね」とクラスメイトに褒めそやされ、当時想いを寄せていた先輩
にも、「おめえ、顔はどってことねえけどいい体してんでねえかよ」と認
めてもらい、うれしくてつい千曲川の堤防を下りてしまったほどでした
が、(略)
そこで、わたくし竹野にある日、まるで神託のようなアイデアが降りた
のでした。何のことはない、幾多の偉大な着想同様、発想の転換なので
す。それはわたくしが愛する夫とロングコート・チワワのペリとドットの
三匹をキングサイズのベッドに残して仕事に向かう毎朝恒例の出陣式、ウ
ォークイン・クローゼットの中での出来事でした
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