アダムの林檎/ホロウ・シカエルボク
かなければならない、少しでもたくさんのものを口に含まなければならない、頭の中だけで解決するエンターになんてなんの意味もないのさ
消耗品だ、有限なのさ、いつか灰になる、灰になって…魂は永遠でも、記憶は持って行けない、それは理解の範疇のことだからだ、ならば、それを超えたところで、たくさんのことを知らなければならない、次の身体が困惑しないようにさ、受け継いできたものがきっと、新しい命を生み出すのさ
もっと先に行けるかい、もっとずっと先に…永遠なんて絶対に信用しない、消耗するものを信じる、摩耗していくものを信じる、それが継続しようとする意地を…先がある限りはそこに行きたい、求めるのならとことんまで
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