もっと どうでもいい話/佐々宝砂
くない」。私にとって数学は「どうでもいい」もので、だから私はいいかげんな態度で数学が好きだ。
それはさておき、この「どうでもいい話」シリーズは、二番目以降のタイトルが「さらに」とか「また」とかをつけて続いている。このスタイルは、團伊玖磨の名エッセイ集『パイプのけむり』の真似をしようとしたものだ(『パイプのけむり』全タイトルは、こちらhttp://www.t-webcity.com/〜pipedan/other/paipu2.HTMを参照のこと)。時代に反して煙草好きを主張するなら、『パイプのけむり』くらい読んでおいたほうがいい。煙草吸わなくても、日本人が書いたエッセイのひとつの最高峰であるこ
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