「がんばるな、ひとよ」(3331 Arts Ciyodaにて2011.4.3に/白糸雅樹
。
手渡される、開かれた、白い透明なビニール傘。
そして始まる、男の人の能の朗詠(謡)。私はカリンバを弾き、どこかから重なってくるトライアングルの音。その謡にかぶせるように、私は、アア、アア、と高めの音程で発声を始めました。
そして。言葉でない声は、言葉になり、呼びかけるように、祈るように、「がんばるな。ひとよ。がんばるな。うみよ。」と繰り返し始めました。
演者はみな、白い服(デザインはばらばら。ただ、白い、ということだけが共通項。)を身につけ、何人もの人が、舞踏、舞踊、などをしていました。
そして、野田秀樹の、演劇の上演再開のアナウンス
(
「劇場の安
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