日曜日の女/はだいろ
ら帰って、
人妻デリヘルで、店のおすすめに、
やや騙されてしまったからである。
おっぱいはきれいだったけれど。
おっぱい・・・おっぱいをさわるだけで、
ぼくのこころのさかむけが凪いでゆく。
喬太郎とは、やはり、どうしても相性が合わないようで、
二回続けて、おんなじ噺に当たってしまい、
初心者だから、
なんだか、損したような気になってしまう。
雲助の遊郭噺、見られるだけ、見たいのだけれど、
どうしても仕事が遅いと、
湯島に八時が、間に合わないのである。
人妻かどうだかわからない女は、
自宅だというのに、
やたらでかい声でしゃべる馬鹿で、
ぼくは可愛い馬鹿な女は
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