日曜日の女/はだいろ
女は大好きだけれど、
ただの馬鹿な女は大嫌いだ。
ローラ・ニーロのファーストが、
オーディオファイルの重量版LPで再発されていたので、
お金もないのに、
ジョニ・ミッチェルのカナダ初版といっしょに買って帰る。
だって、ジャケットがあまりにも素敵だったんだもの。
40過ぎて、
興味を持っているのが、
ジャズと落語とキリスト教だなんて。
あと、女性ヴォーカル。
男の声なんて、落語でしかもう聞きたくない。
女性の声はなんてすばらしいんだろう。
そんな可愛い声のあのひとと、
また電話で長話をした。
あれは、土曜日だったかしら。
金曜日だったな。
ただの偶然なのだ、生きているっていうことは、ただ、
それだけの、週末。
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