非実在日時の健全な使用に関する条令について/木屋 亞万
依頼されたものである。しかるべき機関と連携をとった結果「時系列空
間概念学会(以後、時空学会)」をその軸に置いた意味的日にち論争と、我々「日言会」を
軸とする表記的日にち論争が繰り広げられる結果となった。我々「日言会」の議論は先に
見たような誤謬を正すために、「明日」という名称の使用を停止させる方向でまとまっ
た。
一方、時空学会での議論は、時系列観測の専門である亞万大(亜細亜万華大学)の木屋教
授の数十年に渡る調査でも、明日というもの存在をこれまで一度も確認できず、また今後
数百年の間は不確定要素を伴う「明日」を捕捉・観測できないだろうという結論を発表
し、他にも科学的また哲学
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