True Blue/ホロウ・シカエルボク
カーボン紙に
まるめた銀色を
叩きつけたような
激しい空の下で
ぼくたちは
15回めの
約束のしかたを確認した
あれは
冬の日だった
たしか
冬の
寒い夜おそくだった
言葉が
凍りついて
記憶に
なるような
そんな
寒い…
誰かの靴音が
風に
流される堤防沿い
ハローとグッバイが
長い雪の中で
終わらない夢に還って
きみは
まぼろしだと
言ったんだ
なにもかも
すべて
いつ
出来上がるか
判らない
教会に流れる
賛美歌を
待ちわびるようなものだって
氷に変わりながら
流れる河が
揺れるアンクレットの
よ
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