【批評祭遅刻作品】殺し、やわらかい雨の中で(山茶花オクリ讃1)/渡邉建志
着いた少年ではあって、ハミルのように殺したりムスカのように殺されたり、死すへき存在からは離れた存在であるように思われます)が落ち着いて書くからこそこの詩のクライマックスは恐ろしい物になるように思われます。2時半です。眠いです。明日仕事です。
そこはひとつの町のようでした。てらてらと金銀の光を浴びた、酔っ払いの呟き
やタクシー運転手の喫煙でごった返していることでしょう。「たにん」のことを
「ひとさま」と呼び、近づくまいとしているようです。そうした中にハミルのおか
あは駅の入り口をハミルの見知らぬ闘牛士と歩いています。
この切返し。突然街が来ます。ボール塔を見ていたのに。世
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(5)