誕生と死後硬直(スピード)/ホロウ・シカエルボク
 
らなければならない配線を繋げてゆくみたいに、継続されていかなければならないのだ、オンタイムでなければならない、必ずオンタイムでなければならないぜ、それは生命が生まれ死んでゆく過程とのレースだからだ、それは必ずオンタイムでなければならない、オンタイムでないものになんて何の意味もない、そこには冷めてしまった体温があるだけだ、おれは冷めてゆくものを憎む、死体でもないのに覚めてゆくものたち、そいつらの窺うような目つきを憎む、おれはそんなものを認めるわけにはいかないのだ、そんなことをしていたらおれ自身が見失ってしまうからだ、正確でなくていい、多少のズレはあってもいい、温度が冷めないくらいに間に合えばいい、そ
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