うそをつけない あなたに/
鵜飼千代子
僕は
ものを考えていないときは
ない
と答えた
とても寂しそうな顔をしたね
気付いていなかったんだ
この憩いが
無意識下のコンピューターに
はじき出されているということに
それだけでもう
精一杯だったのだ
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